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「 生前整理・遺品整理 」 一覧

time 2020/08/11

終活の一環として行われる『生前整理』ですが、

「まだ自分には早い気がする」と思ったり

「死ぬ前に身の回りを整理するってこと?!不吉!」とマイナスに考えてしまったり

「そもそも片付けが嫌いなんです…」と苦手意識が出てしまったり

人によって様々な意見があります。断捨離ブーム、ミニマリスト、ときめく片付け、シンプルライフなど昨今では片付けブームもありますから、何もしなくても整理整頓され、自分にとって必要なもの・大切なものがキチンと分かる状態の人もいることでしょう。

ですが、そうでない方もいらっしゃるのではないでしょうか。

今回は、「片付け嫌い」「何だか不吉!」「めんどくさい」と『生前整理やる気なし!』という、あなたに向けての記事です。

苦手、イヤイヤモード全開のあなたでも「何だかやってみたくなった」「簡単そうじゃない!」と生前整理の始め方や進め方についてイラストを交えてわかりやすくお伝えしますので、少しお付き合いくださいね^^!

高桑

記事のもくじ [とじる]

生前整理って何?遺品整理、片付けや整理と何が違うの?

生前整理と聞いてネガティブに感じてしまう人は『遺品整理』と解釈がごっちゃになってしまったり、『生前』という言葉に引っかかってしまうのではないでしょうか?

その気持ち、めちゃくちゃわかります!名前を変えたらいいのに!

高桑

生前整理というのは、生きている間に身の回りのものを整理すること。

生きている間なのですから、今、この瞬間でも良いのです。

生前という言葉にとらわれず『片付け』『整理』と思っていただいても大丈夫。

竹内

ではなぜ『生前整理』は『終活』の一環として行われるのでしょうか?ここからは『生前整理』をやる意味について解説していきますね。

生前整理をやる意味1:自分自身のため〜人生をよりよくするために

終活には「残された人生をどう生きるか、どのような最期を迎えたいか考える」という意味もあります。

家中不要なものだらけで、自分が本当に大切にしたいものがわかるでしょうか?

大切にしているものがわからない状態で、残された人生について向き合うことができるでしょうか?

生前整理を通して身の回りを整理することは、心を整え、人生を振り返るキッカケにもなります。例えば、若い頃ハマっていた趣味、好きだったもの、行きたかった場所、夢、憧れ、会いたい人、心動かされた書籍や音楽、自分にとって大切な思い出や、自分でも忘れてしまっていた過去の思い出がよみがえることでしょう。

生前整理とは、これまで生きてきた歴史を振り返ることで、これからの、残された人生をどう生きていくか考える第一歩とも言えます。

自分にとって本当に必要なものは何なのか、不要なものはないか、片付けを通して人生をより良いものにしてくださいね。

生前整理をやる意味2:遺された家族の負担を減らす

自分が亡くなった後、家の片付けをするのは他でもない、遺された家族です

まず第一に、費用面で大きな負担をかけてしまいます。さらに、片付けをされていない家だと家族は、どれを残せばいいのか、売却してよいものか、処分してしまってよいものか、迷ってしまいます。

私も数年前に祖母を亡くしましたが、長女である私の母親は片付けに困っていたように感じます。

というのも祖母は生前、日舞の先生をしており、着物や扇子などの小物類、踊りに使用していたレコードやカセットテープ、他にも付き合いの多い人でしたから、たくさんの大切なものがありました。

片付けをしようと思い立った頃、祖母は認知症になっており、自分ではもちろん整理はできません。どれが大切な物で、どれが処分してもいいものなのか判断ができない状態でした。

生前整理をやる理由3:いつまでも元気とは限らない

『生前整理』での家族の負担は、亡くなってからとは限りません。

例えば不慮の事故で、家に帰ることなく長期的な入院を要された場合。保険証や手続きに必要な書類はどこにあるのか、下着やパジャマなど必要なものはどこにあるのか、整理されていない状態では家族に負担をかけてしまいます。

私の祖母を例に出すと、認知症になり施設へ入所後、家族が部屋に入り部屋の片付けをしました。

人は、自分がいつまでも元気でいるという保証はないのに、『自分に限って…』と思ってしまうものです。しかし、いつまでも元気とは限らないのです。明日、もしかしたら足が不自由になるかもしれません。5年後、病気になっているかもしれないのです。

今、元気なのであれば、『いま』はじめるべきだと思いませんか。

生前整理をやる理由は『いま、元気だから』で十分理由となりますよ!

竹内

生前整理の進め方:3ステップでやってみよう

生前整理の進め方に正解はありませんので、自由に進めていただいても大丈夫です!

ただ今回は「片付けが苦手な方」に向けてこの記事を書いているので、負担が少ないよう3ステップで進められるよう解説していきますね!

竹内

ステップ1:必要なもの、不要なもの、譲る(売る)もの、保留するものに分類する

まずは、4つダンボールを用意しましょう(ダンボールでなくでも、分類できるものであれば何でもOK!)

  • 場所ごと(キッチン、クローゼット、部屋)
  • 分類ごと(服、本、アクセサリー)

どちらでもいいので、ご自身が(片付けやすそうだな)と思う方法で分別していってください。

コツは3つ。

  • 手にとって3秒以内に決める
  • 迷ったものは、「保留ボックス」に入れる
  • 片付け計画表で、おおよその計画を立て、5日間で終わらせる

片付け計画表は、ダウンロードできますので、ぜひ使ってくださいね!

高桑

片付け計画表をダウンロードする

ステップ2:不要なものを処分する

分類が終わったら、不要なものを処分しましょう。

不要なものを処分するときは、地域のごみ出しルールに従ってくださいね

高桑

元気な方であれば、処分も難なくこなせるでしょうが、そうでない場合は家族や知り合い、業者にお願いしましょう。そういった意味でも、『生前整理』はやはり早いに越したことありませんよね。

分類が終わったあと、整理する前に不要なものを処分する理由は、とにかくスッキリとした感覚を味わっていただきたいからです。今まで息を潜めるように存在していた不要なものが、家の外に出て行く爽快感は、のちの整理整頓の意欲を高めてくれることでしょう。

ステップ3:わかりやすく整理する

最後に残ったものを整理したり、人に譲ったり、売ったり、物をあるべき場所・必要な場所へ移動させる作業へうつります。

誰かに譲る物がある方は、ちょっとした手紙を添えたりラッピングしたり、譲るときにお茶でもしながらおしゃべりするのもいいですね。

分類で残った必要なものは「今のあなたにとって必要なもの」です。必要なものをわかりやすく使いやすく整理整頓することで、部屋がスッキリと片付き、心地よい空間のなかで心地よく暮らすことができます。また、もしもの時、家族の負担を減らすことにもなります。

わかりやすく整理整頓する方法については以下で解説していきますね。

高桑

生前整理のコツ〜ジャンル別にスッキリ分けよう

「生前整理」により、必要なものが家の中に残りました。

ですが、どこに何があるのか分からないような状態になってしまっては本末転倒ですし、断捨離をやるべき理由「家族の負担をなくす」の意味がなくなってしまいます。

自分自身も快適に過ごし、これからの人生をよりよく生きながら、家族のために片付けをするコツは『ジャンル別に分け片付ける』こと。

  • 写真
  • 思い出
  • コレクション
  • 書籍
  • 書類関係
  • デジタル

など

そして、これらをエンディングノート(エンディングノートまでまだ考えていない!という方は、手帳やノート)に記し、どこに何があるのか、どういった内容のものなのか、簡単に記しておきましょう。

書き記すのは一見面倒に感じてしまうのですが、メリットもあります。

  • 書きながら、過去を振り返ったり、将来について改めて考えられる
  • 書くことで、もしもの時に、家族の負担を減らすことができる

上記のことを省いたとしても、ジャンルごとに整理整頓された部屋に住むことを想像してみてください。快適で心地よく素晴らしい日常が思い浮かぶのではないでしょうか。

生前整理はいつから始めよう?始め方とタイミングについて

生前整理をはじめるタイミングは、「今!」と言いたいところですが(笑)ちょっと心を落ち着けて…「できるだけ早く!!!」と言いたいと思います。

とはいえ、40代、50代以下の方は「家族のため」とか「元気なうちに」といわれてもピンとこないと思います。そういう私も30代なので、最初はピンときませんでした。20代なら尚更だと思いますし、40代でもまだまだピンとこないと思います。

私は数ヶ月前に生前整理をしましたが、イメージとしては『生前整理』という名の「片付け」を行ったような感じでした。

「生前整理」という言葉にピンとこない方は、「片付け」という名目ではじめて良いと私は思っています。ただ、散らばっているものを片付けるのではなく、流れは上記で解説したように、行ってください。

  1. 「必要なもの」「不要なもの」に分ける
  2. ジャンルごとに整理整頓する
  3. 整理したものの場所や内容をノートに簡単に書き記す

結果的に『生前整理』となっていますが、『片付け』ながら、今までの人生を振り返ったり将来に想いを馳せることもあるでしょう。

『生前整理』をはじめよう!と思ったタイミングが、60代であれば、これから訪れる老後のためにも安全で安心な家にするべく思い腰を上げて取り組んでみてください。

60代以上で体が思うように動かなくなってきた方であれば、家族と終活について話すタイミングかもしれません。

『生前整理』をキッカケに終活について話し合ってみてはいかがでしょうか。

竹内「いつまでも元気とは限らない」と常に頭の片隅で感じながら、生きていくことは一見ネガティブにも感じますが、実はポジティブなことではないかと思うのです。「いつまでも元気とは限らないから、人生を悔いのないよう生きよう」とよりよく生きるための原動力になるのではないでしょうか。

まとめ:『1分で納得!』生前整理の始め方・進め方

生前整理について解説しました。

「めんどくさい」「やる気でない」「片付け嫌い」

そんな風に思っている人はいませんか?

私も最初は同じような気持ちでしたので、安心してください!

高桑

ですが、実際『生前整理』という名の『片付け』をしてみて、清々しくポジティブな気持ちになりました。いつまでも元気とは限りません。だからこそ元気なうちに、自分のため、家族のためにできることを少しでも多く行動にうつせたら素敵だと思いませんか?

ぜひ、思い腰を「うんとこしょ!!!」と上げて、『生前整理』に取り組んでみてくださいね!

おしまい^^

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